日々、生命の尊さを学ぶ身でありながら、なんと愚かなことを。中国でこのほど衛生看護学校の生徒が寮で極秘に出産し、赤ちゃんを高層階の窓から放り投げて死亡させた。
中国・海南省の五指山市(ごしざんし)で先月27日、学生寮の自分の部屋で女子学生が極秘に出産し、9階の窓から赤ちゃんを放り投げるという痛ましい事件が起きた。女子生徒は「Hainan Second Health School」という衛生看護学校の2年生。苗字がHaoであるということ以外の情報は明らかにされていない。
赤ちゃんは午後3時ごろに生まれ、母親は約1時間ほどしてから自らの手で赤ちゃんを窓の外に放り投げたとみられ、赤ちゃんは病院に搬送されたときにはすでに死亡。警察はその女子生徒について動機など慎重な取り調べを行っている。現場を目撃した者は、メディアの取材に「白い肌がぽっちゃりとした、とても美しい顔立ちの男の子でした」などと語っている。
元来ふくよかな体型で体育の授業にも積極的に参加し、中でも好んでバスケットボールをしていたことから、学校および寮生活においてHaoの妊娠に気づく者は誰もいなかった。人の命の大切さを教えてきた学校、そして同じ道を目指して共に歩んできた寮生たちのショックは大きいもようだ。
※ 画像はenglish.sina.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)