writer : tinsight-takazawa

共働き世帯「家事の分担」どうしてる? 妻の半数が不満も、家事をして注意された夫も3割

「炊事」(51.2%)がダントツ、2位は「掃除」(24.8%)、3位は「育児」(6.4%)という結果が出た。ちなみに炊事に費やす一日あたりの時間は平均67.3分。少しでも夫に家事をこなしてもらいたいところだが、実は夫に家事をしてもらい後悔した妻も40.4%もいる。具体的には「主人に食器洗いをしてもらったところ、きちんと洗われておらず、最終的に私が洗った」(38歳女性)、「料理をさせても掃除をさせても結局やり直しする羽目になる」(41歳女性)とのコメントがあった。逆に「自分が家事をして注意された」夫も31.6%いて、「感謝されるどころか小言を言われてしまうことが多々ある」(44歳男性)、「洗濯物をたたんだら直された」(30代男性)と回答しており、妻の負担を減らす方法として夫が家事をするためには両者の歩み寄りが必要なようだ。

生活の中で負担に感じる家事は?(女性)

他に、妻の家事負担を減らすために「自分でやらない」という手段がある。家事代行サービスや、食事のデリバリーサービスなどを利用する方法だ。このようなサービスを利用したことがある人は、30代が最も多く27.4%。50代は10.2%しかおらず、ほとんどの人たちが自分で家事をこなしている様子がうかがえる。

一筋縄ではいかない共働き世帯の家事問題。今回の調査をもとにお弁当の「ほっかほっか亭」が社内プロジェクトを発足させ、週に一度は家事をしない日をつくり、家族のだんらんを楽しむ「ノーキッチンDay」(http://www.hokkacamp.com/nokitchen/)を推奨している。取り組みの一環として座談会で働く女性からリアルな本音を聞き、こうした声に応えていくとしている。週に一度でも家事を忘れられる日があれば心身ともにリフレッシュできそうだが、実現には夫婦の協力が必要だろう。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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