夫婦で共働きをしていると、どうしても負担となってくるのが家事だ。仕事で疲れてヘトヘトになって帰宅しても、ゆっくり休むどころか家事が待っているとなれば、疲労は溜まる一方だ。そんな共働き世帯を対象にした「働き方改革と家庭生活の変化に関する調査」がこのたび実施された。政府が推し進める「働き方改革」により共働き世帯に変化はあったのだろうか。
30代~50代の働く既婚男女、共働き世帯500名に実施した調査で、3人に1人が「最近平日家にいる時間が増えている」と感じていることが判明した。家に早く帰れるようになったきっかけは「働き方改革を受けて職場から指示があった」が22.7%で女性のトップに。さらに「子どもが生まれた」(18.2%)、「仕事の能率が上がった」(16.7%)と続くが、「職場に早く帰るムードができた」(6.1%)との回答もあり、働き方改革が職場に影響を及ぼしていることが見てとれる。
では、共働き世帯の夫婦の家事分担はどのようなものか。その割合を聞いてみたところ、平均で妻74.9%に対して夫25.1%となり、妻が夫に比べて3倍の家事をこなしているという状況が分かった。当然の結果として「家事分担に満足しているか」の問いに、不満を持つ夫が20.0%に対して妻は49.2%とほぼ2人に1人が何らかの不満を感じていることが明らかに。家事の負担は妻に多大なしわ寄せがいっていると考えられる。
さらに働く女性が最も負担に感じる家事を質問したところ、