先月中旬、南アフリカのクワズール・ナタール州ケイトー・リッジにある馬の保護施設『Coastal Horse Care Unit』のFacebookに「馬のブランケットが盗まれました。寒くなってきたので早急にブランケットが必要です」と切実なメッセージが投稿された。
NGO団体『Coastal Horse Care Unit』は親のいない仔馬や虐待を受けて怪我をした馬を保護し、新たな里親に引き渡す活動をしている団体である。団体の代表者であるギリアン・オルメスダルさんによると、ブランケットが大量に紛失していることに気付いたのは5月14日だった。その日は気温が急に下がったので、オルメスダルさんは50頭の馬のブランケットを用意するようスタッフに伝えた。しかし倉庫に保管されているはずのブランケットは1枚もなく、オルメスダルさんは「なぜブランケットがないのか? 盗難だとしたら誰が何のために盗むのか?」と激しい憤りを感じたという。
馬用のブランケットは高価で、ずれないように首とお腹にベルトがついている。特に仔馬は寒さに弱く、衰弱を防ぐためにも温かいブランケットは必須となる。これから冬になり気温はどんどん下がってくる。現在保護している50頭の馬にはブランケットが欠かせない。
頭を抱えたオルメスダルさんがFacebookに助けを求める投稿をしたところ、