英イースト・サセックス州に位置するチョーク岩からなる複数の岬は、イギリスでも有数の美しい観光名所として知られる一方で、近年では崖の上から飛び降りる自殺者が絶えない。このほど崖下から女性と5歳児の遺体が発見され、地元警察では引き続き捜査を進めている。『Mirror』『Kent Live』『Metro』などが伝えた。
6月18日の午前7時頃、イースト・サセックス州のビーチー岬で女性と子供が崖の上から落ちた姿を目撃したという通報を受けたイースト・サセックス州警察は、すぐさま王立救命艇協会(RNLI)と協力し崖から162メートル下の海を捜索した。
その結果、崖下から5歳男児の遺体を発見、その後42歳女性の遺体も見つかった。同警察は、2人がケント州メイドストーンに住んでいたことや男児が障がいを抱えていたことを確認しており、死因に不審な点はなく自殺とみられている。
実は6月13日にも、この岬の崖下から3人の遺体が発見されている。午後3時半頃に通報を受けた捜索隊がロンドンに住む58歳男性の遺体を発見、続いてその近くで損傷の激しい女性とみられる遺体を見つけた。さらに少し離れた場所でロンドンに住んでいたとされるもう1人の男性の遺体も見つかっている。これらの3遺体は死因に不審な点がないことから、事件ではなく自殺と推定されており、3人は互いに無関係とみられているようだ。
現在もイースト・サセックス州警察と王立救命艇協会が合同で捜査にあたっているが、