見るからにふわふわと柔らかく、中に入った子供たちが飛び跳ねて楽しそうに遊ぶエアー遊具。しかし、これを設置する際には極めて慎重な作業が求められているのをご存知であろうか。その段階で手抜かりがあると、強風にあおられた時にエアー遊具は宙を舞うことすらあるためだ。このほど米カリフォルニア州で…。
カリフォルニア州サンバーナディーノ郡の郡保安官事務所ビクター・バレー支部が発表した内容をもとに『Fox News』などが伝えたところによれば、12日の午後3時過ぎ、「風で飛ばされたとみられるビニール製のバウンスハウスが高速道路をふさいでいる」という1本の911番通報が彼らのもとに入ったという。
現場はアデラントという町を南北に走る国道395号線で、中に入って遊んでいた9歳の子供もろとも強風にあおられ宙に舞い上がったエアー遊具「バウンスハウス」が南に向かう車線に落下し、1台の車に覆いかぶさっていた。子供もそのはずみで転がり落ち病院に運ばれたが、保安官代理は幸いなことに軽傷で済んだと話している。
バウンスハウスを設置していたのはコミュニティの民家であった。アメリカでは子供たちの集まるイベントやパーティにバウンスハウスがレンタルされることがよくある。水平な場所を選んだらその設置と監視にはたくさんの大人が関わる必要があり、