故ネルソン・マンデラの生誕100周年を記念して、南アフリカにてサッカー国際親善試合「マンデラ・センテナリー・カップ(Mandela Centenary Cup)」が開催された。南アチームと対戦したのは、FWリオネル・メッシが所属するスペインのFCバルセロナだ。
16日夜、南アフリカ1部リーグ「ABSAプレミアシップ」で優勝したマメロディ・サンダウンズFCとスペインの強豪FCバルセロナが対戦した。試合会場はスペインが優勝した2010年の南アフリカ・ワールドカップ決勝戦の舞台にもなったFNBスタジアムだった。
スペインのスポーツ紙『Mundo Deportivo』はFCバルセロナを呼び寄せるだけで4500万ランド(約4億円)をかけたと報じており、この大金を払ったのは南アの鉱山王パトリス・モツェペという億万長者だったことを明かしている。またこれにはFCバルセロナのチーム陣を運んだチャーター便などの諸費用は含まれおらず、あるスペイン紙は「実際の費用は1億500万ランド(9億円超)だったのでは?」と伝えている。
この記念すべき試合を観ようと、収容人数9万人超のスタジアムの観戦席は全て売り切れた。会場は熱気に包まれ、FCバルセロナの選手入場の際には興奮して泣き出す観客もいるほどだった。残念ながらメッシはスターティングメンバーには入っておらず、試合が進むにつれてメッシを出場させろという“メッシ・コール”が響き渡った。そしてついに試合開始から65分後、