隠し切れなかったと話す。
「消臭に効き目があると言われる炭入りのボディウォッシュを使ったり、サプリメントとして亜鉛を摂取したりもしました。いつもボディースプレーや香水でニオイをごまかそうとしたけど、ごまかしきれないんです。すごく恥ずかしいし、自分を恥じる気持ちになりました。涙した時もあります。特に男性と親密になった時は葛藤でした。」
コニーさんが夫シェーンさん(44歳)と知り合ったのは、体臭に悩んでいた時だった。デート中にシェーンさんから「今日、シャワー浴びてないの?」と尋ねられることもあったそうだ。シェーンさんと半年~1年間交際していた間、コニーさんは自分の奇病を打ち明けることに相当ナーバスになったと言う。
「十分気を付けていてもコントロールできない疾患なんです。いつも『私、臭うんじゃないかしら』って頭の隅で気にしていました。もともと社交的なタイプですが、このニオイのために諦めなければならない趣味もありました。夫と私は社交ダンスのレッスンを受けていたのですが、たまに夫から『臭って来た』と言われることがあって、辞めました。ダンスのインストラクターは私に動きを教えるために一緒にダンスをしてくれていたのですが、悪臭を嗅がれてしまうという恐怖があったので辞めたんです。」
自分のニオイに気付かないコニーさんは、夫や友人、また息子2人にニオイに気付いたら教えてもらうようにするなど、普段は注意を払っている。しかし職場で、友人から「あなたは魚のニオイがするってみんな言っているから、伝えておくわ」とメッセージを貰った時には悔しくて涙してしまったそうだ。
「誰にも『あの人、シャワー浴びていないんじゃないの?』と思われたくありません。私は毎日綺麗にしています。夫から臭うと言われた時もすぐにシャワーを浴びます。でも、ニオイはどうにもなりませんでした。」
何十年もの間、コニーさんの強烈な体臭は月に数回発せられていたようだが、30代後半になると頻繁に臭うようになったことから、コニーさんは真剣に治療を考え始めた。そして症状を緩和させるプロバイオティクス消化剤「Plexus ProBio5」と「Biocleanse」を1日3錠ずつ飲むようになったところ、この3年間で悪臭を放つ頻度は3回に減ったという。
「私の場合、ブロッコリーを食べても魚のニオイを放つんです。大好きなカニの足を食べた時には、台所のシンクが詰まったようなニオイを発していました。でも薬を飲み始めて4か月ほど経った時に、同じものを食べて15分か20分後に夫に聞いてみたら『臭わない』って言われたんです。私の首筋を嗅いで『ママ、臭わないよ』って息子も言ってくれた時には、泣いてしまいました。完治したわけではありませんが、薬が効いているのでとても嬉しいです。今はだいたい何でも食べられるし、人と話すことにもずっと自信を持てるようになりました。だからこのストーリーも、自信を持ってシェアできます。」
シェーンさんは「妻がいつも清潔にしていることは間違いないですが、放たれる体臭は水から引き揚げたばかりの独特で強いニオイを放つ魚そのものなのです。体がそのニオイを発した時、本人が気付かないこともあるので余計に葛藤している妻を見るのは辛いですが、私自身は特に気にしたことありませんでした。でも妻が幸せなら私も嬉しいですね」と話している。
画像は『real fix 2018年4月27日付「Mum With Fish Odor Syndrome ‘Cured’ By Probiotic Pills After Years Of Being Humiliated By The Smell」(SWNS/REALFIX)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)