海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】有名大学教授による20年前の性的暴行事件を暴き、自殺した被害者女性の正義を晴らす(中国)

性的虐待や性的暴行の被害に泣き寝入りするのはやめようという気運にある。中国やカナダでも「#MeToo」はかなりの知名度と支持を得ており、各地で運動が行われるようになっているのだ。今はインターネット、SNSという強い武器がある。Liさんも亡き友人Gaoさんのために何かができるのではないかとして、再び立ち上がった。

2011年に南京大学に転職し、63歳の現在は言語学部主任として働いている―そんなShenの情報を得るのに時間はかからなかった。そして中国のネチズンがGaoさんに起きた不幸に反応。南京大学の学生たちの間では「Shen Yang教授をボイコットしよう」という動きが広まった。そして6日、Shenは北京のメディアに「悪質な噂を流されてえらい迷惑をこうむったが、警察があれこれ私の身辺を調査してくれたおかげで身の潔白が証明された」と余裕の表情で答えていたが、そのすぐ後に北京大学が「教職員倫理規程に違反する深刻な行為があったことがわかり、Shenには1998年に厳しく警告していた」という事実を発表した。

これを受けて南京大学は、「2011年に受け入れた際はそんな話はまったく知らなかった」とした上でShen教授を解雇し、非常勤で働いていた上海師範大学も彼の解雇を決定した。権力や地位も名誉もある大学教授との戦いに挑むことはとても難しいことであったに違いない。だが友情と執念、そして何より正義がLiさんを味方したのだ。

画像は『Shanghaiist 2018年4月10日付「Chinese professor accused of rape gets canned 20 years after his student’s suicide」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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