森友学園への国有地売却を巡る決裁文書の改ざん問題で事実が追及されている。そんな時、3月16日にドラマ『アンナチュラル』(TBS系)が最終回を迎えた。そのなかで、元厚生労働省医政局職員でUDIラボ所長の神倉保夫(松重豊)が主人公・三澄ミコト(石原さとみ)に代わり起こした行動とその言葉が視聴者の共感を呼んだ。
中堂系(井浦新)の恋人・夕希子ら「26人」を殺害した容疑者・高瀬を裁判で確実に有罪とするため、検事の烏田(吹越満)は「ボツリヌス菌」の記載を消した鑑定書を出すようミコトに告げる。しかし、ミコトは法医解剖医として「虚偽の鑑定書」を作ることに抵抗を感じ悩む。
彼女が机にしまっていた鑑定書がないことに気づいた頃、神倉所長は検事の烏田を訪ね“改ざんしていない”鑑定書を手渡していた。
「三澄ではなく私の判断です」「UDIラボは中立公正な機関です。お上におもねり、解剖結果を捻じ曲げるようなことは致しません」と主張する所長。検事から「高瀬を有罪にできなくてもいいのか」と迫られて「それはそっちの仕事でしょう! うちはうちの仕事をきっちりやってる! 責任転嫁しないで頂きたい!」と訴えた。
さらに、UDIラボに戻った所長は「私の代わりにありがとうございました」と頭を下げるミコトへ「職員一人に背負わせて、知らぬ存ぜぬはできません」「ウソの鑑定書を一度でも出せば、三澄さんはきっと法医学者としての自分を許せなくなる…」と言い聞かせる。
ツイッターではこの場面について、