中国雲南省で、誤って高級車にキズをつけてしまった女子大生。彼女は正直に車の持ち主に謝罪したところ、不問にしてくれただけでなく4年間の学費を支援してもらえることになったという。『ETtoday新聞雲』など複数のメディアが伝えている。
雲南省の保山学院に通う大学1年生のこの女子大生は入学して2日目の9月2日、入学に関する手続きを済ませた後に銀行へ向かうために急いでいた。バイクに乗る際、周囲の道路標識に気を取られていた彼女はそばに停められていた車に気づかず、誤ってキズをつけてしまった。車はレクサスES350モデルで、女子大生は一瞬頭が真っ白になったという。
そして同時に、入試試験の政治科目の問題が頭に浮かんだそうだ。ある学生がBMWにぶつけてしまった際、自分の電話番号を書いたメモを残し、車の持ち主と賠償責任について話し合ったという内容だった。女子大生は車の所有者に謝罪し賠償について相談するため、その場で待つことに決めた。強い日差しの中で1時間ほど待つと、ようやく車の持ち主が現れた。
車の持ち主の男性は、車を発進させようとしていたところ女子大生に声をかけられ、初めて右側の前後のドアにキズがあることに気付いたそうだ。
「あの時の彼女は緊張して少し怯えた表情でした。賠償責任について相談するために暑い中、1時間以上も待っていたと聞いて感動したんです。払わなくていいよと伝えました。」
男性の言葉を聞いた女子大生は、