その彼女を励まし続けた石崎Dが登頂アタック目前で「もうろうとしてふらふらする」と訴えやむなく下山した。彼の離脱でイモトは「石崎さん、きっと良い画を撮ってくるから」と奮起する。
苦難の末ついに登頂に成功すると、彼女は絶景に感激しつつ「ちょっとマジでしんどかったわ。短期決戦だけど皆無理して。何人か…石崎さんも来られなかったし…」と険しい道のりを振り返った。
頂上には15分程度滞在しただけで、今度は一気にベースキャンプまで下山、石崎Dを見つけたイモトは「体調大丈夫?」と心配した。すると彼は突然“にゃんこスター”がネタで見せる踊りを真似るではないか。その姿に「にゃんこスターかい! 感動が薄れるわ!」と呆れながらもホッとするイモトだった。
“イッテQ!登山部”ではこれまでにキリマンジャロ(アフリカ大陸)やモンブラン(アルプス山脈)、アコンカグア(アンデス山脈)、マッターホルン(アルプス山脈)、マナスル(ヒマラヤ山脈)、キナバル山(マレーシア)、マッキンリー(アラスカ山脈:2015年8月31日付で「デナリ」呼称)、アイガー(スイス)など数々の山に挑んでいる。
貫田宗男さんをはじめ名だたる登山家が参加して命がけで臨む企画は、イモトアヤコさえ「バラエティでやることではない」とこぼしたほど過酷だ。しかし、純粋なドキュメンタリー番組だったらこれほど多くの人々が見ただろうか。
今回のヴィンソン・マシフでは南極大陸で元気を出そうと、極寒のなか“お笑いネタ大会”をやったり、出川哲朗が差し入れた「ヘルメットから水が落ちる“ロシアンルーレット”」に興じて楽しませてくれた。
さらには登頂してから、おそらく初めてと思われる「8Kカメラ」で撮った南極の世界を映す際にはBGMに安室奈美恵の『Finally』を流した。安室ファンのイモトアヤコにとって最高の演出だ。
このように過酷なチャレンジを成し遂げるイモトアヤコや参加メンバーの姿にバラエティらしい工夫を加えることで、『イッテQ!』ならではの感動を生むのだろう。「“イッテQ!登山部”はまだまだ続く」とナレーションで告げたが、次はどのような風景を見せてくれるか楽しみである。
画像は『イモトアヤコ 公式 2018年2月19日付Instagram「#南極の氷で流しそうめん」「#美味しいラーメンに」、2018年2月18日付Instagram「#少々長文になります」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)