昨年の10月2日、米人気ミュージシャンのトム・ペティが66歳にして急逝した。数々のヒット曲を放ちレジェンドとして尊敬されていたペティの突然の訃報に、ファンばかりか多くのミュージシャンやセレブがSNSを通じて哀悼の意を捧げたことが印象的であった。このほど遺族がその死因について公表した。
マリブの自宅で心停止状態に陥り、病院に搬送された当時のトムの様子については、医師が死亡を確認、生命維持装置を外されたなどと複数のメディアが報じるも、警察が「死亡していない」と否定したことから情報はかなり錯そうした。彼の遺体は司法解剖が行われたが、19日に遺族が彼の公式ウェブサイトを通じて司法解剖の結果を明らかにした。
死因はこの記事のタイトルからお察し頂く通り、やはりトムも薬物過剰摂取による急性中毒で命を落としていた。そして複数の強い薬物を摂取していた背景にあったのは、彼が患っていた肺気腫、膝の痛み、手術すら経験した股関節の痛みなど。彼は健康上に多くの問題を抱えていたため処方薬が手放せない状況であったという。
仲間4人で「トム・ペティ・アンド・ザ・ハートブレイカーズ」として1975年にバンドを再結成していたトム。昨年4月から40周年記念としてツアーをスタートさせ53公演を予定していたが、