父親の大きな体と大きな怒鳴り声、そして大きな手や足を使った暴力行為。激しい家庭内暴力にうずくまるしかない母親。それを目の当たりにしても非力な子供たちはなす術もない。彼らが泣きながら考えることは「こんな親なんて居なくなって欲しい」ということである。それを実行に移した女の子がアルゼンチンにいた。父親の激しいDVに耐えかねた少女は…。
英メディア『Metro』が伝えたところによれば、アルゼンチン・ブエノスアイレスのサン・フランシスコ・ソラノという町でこのほど、義理の父親である男性の背中を刃物で複数回刺した少女が警察に補導されたもようだ。母親にたびたび激しい暴言暴力を振るう義父に少女は普段から怯え、苛立ち、葛藤の日々を送っていたが、殴り倒した母親の喉元にナイフを突きつけた義父を見て、ついに少女の怒りと忍耐は限界を超えてしまったという。
通報を受け警察官が現場に駆け付けたところ、父親は背中に2本のステーキナイフを刺した状態で大量の血を流していた。ただちに病院に搬送され治療を受けたため命に別状はない。少女は警察に「背中を刺しても父はまったく倒れなかった。だから別のナイフを使ってもう一度刺した」と話し、