赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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これらは亡くなった父親によって集められたものだという。遠距離トラック運転手だった父親の趣味は小銭を集めることであり、2.5トンものペニヒ硬貨は約30年かけて溜め込んだ“遺産”であった。結局これら硬貨の山は最終的に、約8,000ユーロ(約107万円)に換算されたという。
ユーロが導入された国における旧通貨の取り扱いはそれぞれの国で違いがあるが、ドイツでは現在でもマルクやペニヒはユーロと交換が可能である。今回の舞台となったドイツ連邦銀行オルテンブルク支店だけでも1日約13名の客がそのために訪れ、平均約490マルクがユーロに交換されているが、エンネン氏によると今回のように大量の硬貨が持ち込まれる事例は「ほとんどない」とのことだ。
なおドイツ連邦銀行の調査によると、ドイツでは約126億5千万マルクが今もまだユーロに交換されていないという。この額は2002年のユーロ流通開始時に、当時存在していた全ドイツマルクの約5パーセントにも当たると言われている。
画像は『SPIEGEL ONLINE 2017年12月15日付「Bankmitarbeiter zählt 2,5 Tonnen Pfennigstücke」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)