海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】「雪の中で人が凍えている」通報 駆け付けた救急隊員が発見した意外なもの(英)

連日押し寄せる寒波により、イギリスの各地では雪が降りマイナス気温を記録している。そんな中、ちょっとしたハプニングが起こった。スタッフォードシャー州の公園の側を通りかかったある人物が、雪にまみれて微動だにせずベンチで1人座っている女性を発見し、慌てて救急車を呼んだ。しかし救急隊員が駆けつけてみると、そこにいたのは…。英メディア『Birmingham Mail』『Mirror』などが伝えた。

スタッフォードシャー州ニューカッスル=アンダー=ライムのブランプトン公園で、「人が凍えて動かない」という通報をウェスト・ミッドランズ救急サービスの救急隊員が受けたのは、12月11日の午前10時20分頃だった。

救急隊員らは、救助のためすぐさま現場へと急行した。しかし幸いにもそこに救急隊員の出番はなかった。というのも雪にまみれてベンチに座っていたのは「銅像」だったからである。

人間と同じサイズのこの銅像は、第一次世界大戦勃発から100年の節目として、市が2,000ポンド(約30万円)の費用をかけて作成し2014年11月に設置された「Lady in the Park(公園にいる女性)」だった。銅像の女性は、戦地に赴いた家族の死を知らせる手紙を読んでいるというイメージで造られており、ベンチにポツリと座り、どことなく心沈んでいるような印象だ。

全身を雪に覆われ身動き一つしない銅像をすっかり人だと思い込み、「このままでは凍え死ぬ」と心配したのだろう。発見者の女性は、迷うことなく通報したようだ。

ウェスト・ミッドランズ救急サービスのスポークスマンは、「女性は車の中からこの光景を見て、心配して通報したようです。救急車は実に素早い出動で、1分1秒後に現場に到着しました」と話している。結果的には笑い話となってしまった出動に、

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