米オハイオ州からとんだ“へそフェチ”男の話題が飛び込んできた。地元の大学を中心に、あちこちに出没しては女性に接近して「おヘソを見せて」「触らせて」と懇願していた。このほどまたしても御用となったが、その気色悪い行動は10年にもわたり続いていたもようだ。
州メディアの『WJW』『Fox 8』などが伝えたところによれば、男はオハイオ州サミット郡ストー市のグレイグ・バリアー(29)。同市の大学などに出かけては若い女性に接近し、「大学の社交クラブ(男性はフラタニティー)に参加するにあたって課せられた試練なんだ。協力をお願いできるかな。おヘソを触わらせてほしいんだけど」などと声をかけていた。バリアーはこうした行為を10年にわたり繰り返しており、このたび再逮捕・追訴となった次第である。
8日、サミット郡民事訴訟裁判所にて容疑内容はすべて事実であると認め、有罪答弁を済ませたバリアー。現在は同市の公園に単身で足を踏み入れること、そしてケント州立大学やアクロン大学の敷地内に入ることを禁じられているのみである。しかしバリアーは2012年にも逮捕されたことがあり、保護観察処分となっていた中での再犯であった。このことから郡検事局長のブラッド・ゲスナー氏は「執行猶予処分の何たるやをまったく理解せず、反省もないバリアーは違反行為を多々繰り返してきた。その分刑罰は重くなる」と述べている。
ところがこれに“待った”をかけたのがバリアーの弁護士であった。裁判所に対して「バリアー氏は自閉症が強く疑われるため専門機関の診療を受けるべきだ」と訴えている。一方で検察側は「過去には発達障害が疑われて特別支援学級の授業に参加したこともあるようだが、バリアーは自閉症には該当しない」と反論。もはや投獄がふさわしいとして強固な姿勢を崩していない。