フジテレビ系の月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』で主人公のあおば市議会新人議員・佐藤智子(篠原涼子)と同じ選挙で初当選した新人議員・岡本遼を演じるのが千葉雄大だ。11月13日放送の第4話では、その岡本遼が公約に掲げた地元商店街再生に向けて動き出す。
同じく新人議員・園田龍太郎(トレンディエンジェル・斎藤司)は地域のお母さんたちから託児の要望を受けて悩んでいた。一方で引きこもりの青年を働かせようと奮闘していた智子は「一緒にしちゃえばいいんだ」と遼の地元商店街で託児が出来ないかと閃く。
新人議員たちで商店街の皆さんと話し合うなか「それならこども食堂をやってはどうか」と具体的に進む。しかし、智子がすぐにでも「こども食堂」をはじめたいと張り切る一方で、遼は議会を通して一時的なものに終わらぬ取り組みにするべきだと「決議案」に時間を費やした。
智子が先頭に立ち商店街のおばちゃん・おじちゃんの協力で「こども食堂」をオープンするが、当初は順調だったものの評判を聞いて訪れる人が増えてパニックとなる。事態を知って駆け付けた遼は「これ以上は続けられない」と中止させるのだった。
昔の商店街は人々が助け合って活気があった、そのような地域を取り戻すためにも「こども食堂」を通した取り組みが必要だ。そのような「決議案」を完成させた遼だが、彼は河原田晶子市長(余貴美子)の派閥である。市議会の最大派閥は市議会のドン・犬崎和久による“犬崎派”なので決議が通る可能性はほぼない。
ところが「教員こども委員会」に入るためしぶしぶ“犬崎派”になった智子が犬崎に頭を下げて頼んだところ、本会議で「こども食堂」の必要性を熱く語った遼の決議に犬崎が拍手して満場一致で可決した。
今回は地域の「シャッター商店街」「こども食堂」をテーマに議会における「派閥の壁」を描き出した。犬崎が智子に「これで貸しひとつだからな」と声をかけた真意はなんなのか。次回からは智子が“政治家”の世界に巻き込まれて新たな展開を見せそうだ。