故マイケル・ジャクソンの長男プリンスさんも、すでに20歳。今も亡き父を敬愛する彼はロサンゼルスでチャリティ団体を設立し、恵まれない環境にある子ども達を救おうと活動を展開している。
生前、団体「Heal the World Foundation(チャリティ基金)」を立ち上げ、貧困問題などに取り組むべく尽力したマイケル・ジャクソン。とても優しく貧しい人達を放っておけなかったという彼について、マイケルの母は「息子は素晴らしかった」「誰かが通りの角で物乞いをしているのを見かけると、マイケルは車を停めてポケットに入っているお金を全部差し出していたわ。300ドルや400ドル、時にはもっとあげていたこともある」とも明かしたことがある。
そんな父の背中を見て育った長男プリンスさんも「Heal Los Angeles」という団体を設立。里親に世話をしてもらえる年齢を超えてしまった子ども達のサポートなどに精を出すプリンスさんは、『TODAY』のインタビューでこう語っている。
「僕達がしている仕事を、父も絶対に誇りに思ってくれるでしょう。社会に対しお返しをしていることもです。」
「父は、僕達きょうだいが(このようなチャリティ活動に精を出すよう)育ててくれました。」
だがプリンスさんは、「マイケルの全てを受け継いだワケではない」という。
「僕には踊りができなくて…。本当に悲しいことです、あのような遺伝子を受け継げなかったのですから。」
ちなみにプリンスさんや彼の妹と弟は、大きくなるまで父親が“世界を熱狂させたスーパースターだ”とは知らなかったそうだ。
「そうなんです。自分のしている仕事を、僕達にはあまり見せたがらない人でしたから。」
「ずいぶん大きくなるまで、父が“キング・オブ・ポップ”と呼ばれていたことも知りませんでした。父のショーやパフォーマンスのビデオを観たのですが、女性ファンだけでなく男性ファンまで失神している姿が映っていて、すごいと思いましたよ。」