では、実際に20代~40代の働く男女はスマホのどのような機能に興味があるのか。「スマートフォンの新機能について使ってみたい、使って便利だったものは何か」を質問したところ、1位は「おくだけ充電機能」(30.4%)、2位は「ウォレット(決済)アプリケーション(スマホをかざして支払いする等)機能」(27.4%)、3位は「耐水・防塵機能」(23.6%)、4位は「顔認証でのロック解除・支払いができる機能」(10.0%)、5位は「音声操作・アシスタント機能」(5.6%)という結果になった。
そこで2位の「ウォレット(決済)アプリケーション(スマホをかざして支払いする等)機能」について、日頃から支払いは現金にしているという「現金派」280人に利用意向を聞いたところ、過半数の51.8%が「利用したい」と回答した。支払い時に現金を選択していても、楽でかつスマートな支払い方法に興味ある人が多いようだ。ちなみにこの現金派280人は、「クレジットカードを利用しない理由」について次のように回答している。1位は「無駄遣いをしてしまうため」(48.2%)、2位は「利用金額が把握しづらいため」(24.6%)、3位は「盗難やスキミングなどされる可能性があるため」(12.1%)である。お金の管理の難しさやセキュリティの問題が挙げられた。
現金派では約3割が「財布が小銭でパンパンになってしまう」と不満を持っていることも明らかに。小銭を持ち歩く必要がなく、スマートに会計できる便利なクレジットカードやウォレット(決済)アプリケーション機能。しかし反面、お金の管理がしづらかったり、盗難やスキミングで大きな被害を被るリスクもある。「使ってみたい機能」4位の「顔認証でのロック解除・支払いができる機能」などセキュリティに関する機能のさらなる開発や普及が待たれるところだろう。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)