梅沢富美男と言えばバラエティ番組、ワイドショーからドラマまでテレビで見ない日がないほどの人気ぶりである。その彼が10月31日、『梅沢富美男(umezawatomio)ツイッター』にて未来を指し示すようなポーズで「私、近々英雄になります!」とつぶやいた。
フォロワーも「猪苗代湖の辺りで銅像にしたいくらいのポーズですね」「えっ? 名前 ひでお に変えるんですか!」「AUのCMですか?」と楽しんでおり、彼は6日にもタキシード姿で「念のため言っておきますが、ノーベル文学賞をもらったのは僕ではありませんよ」とツイートするなどしゃれた投稿をするのだ。
梅沢富美男は父親が剣劇一座「梅沢劇団」の創設者で大衆演劇のスターだったため、子どもの頃から役者となり中学生で一座を引き継ぐ。女形を演じてからは「下町の玉三郎」と呼ばれてブレイク、歌手としても1982年に『夢芝居』が大ヒットすると翌年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たした。
当時はまだ“御意見番”的なキャラクターではなかったが、2000年代になって少しずつバラエティ番組に出始めここ3年ほどでの活躍は特に目覚ましい。
今年の9月25日に発売した『富美男の乱』(梅沢富美男/著)では「炎上とか、ぜんぜん気にしてない。言いたいことがあるんならパソコンに向かって匿名でゴチャゴチャ書き込んだりしないで直接俺に言ってこい」との趣旨をまくしたてる。そんな歯に衣着せぬキャラクターが人気の秘密と言えるだろう。