映画『ブレックファスト・クラブ』『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』など80年代の青春映画に多く出演した女優モリー・リングウォルド(49)。そのモリーが最近メディアを騒然とさせている映画界のセクハラ事情に言及、自身は渦中の“セクハラ映画プロデューサー”ハーヴェイ・ワインスタインの被害は受けなかったものの、13歳の頃から心無い大人達により“オモチャ”のような扱いを何度も受けたと明かした。
このほどモリー・リングウォルドが『The New Yorker』に寄稿、過去の忌まわしい経験の数々をこう振り返った。
「私が13歳の時、当時50歳だったあるクルーが私にダンスを教えると言い出したのです。そして彼は興奮した状態で、私に体を押し当ててきました。」
「既婚者である映画監督がセットにいた私の口に舌を挿入してきたのは、14歳の時でした。」
しかし幸運なことに、モリーの両親は娘を守ろうと必死だったとのこと。「両親がいなければどうなっていたか。そう思うと身震いしてしまいます」とモリーは現在の心境を綴っている。ちなみに子ども時代から業界にいるモリーは、なぜ今まで内情を外部に明かさなかったのか。
「こういうことについて、決して真剣には受け止めてもらえなかったからです。女性は恥ずかしいという気持ちにさせられ、『神経質だ』『厳しい』『冗談も分からないし繊細すぎる』そう言われてしまうのです。しかし男性の場合はどうでしょうか? もしラッキーなら、大統領にだってなれるかもしれないのです。」