映画界の大物プロデューサーとして名を馳せ、多くの人気役者を起用し映画をヒットさせてきたハーヴェイ・ワインスタイン。しかしその一方で「映画女優として成功したい」と必死な女優達にセクハラ行為を繰り返し、アンジェリーナ・ジョリーやグウィネス・パルトロウも彼による被害を受けかけたと告白済みだ。そんな中、モデルから念願の映画界進出を果たし大成功したカーラ・デルヴィーニュが「私も被害を受けた」と告白。そのあまりにも生々しいセクハラの実態を明かした。
「ハーヴェイ・ワインスタインから、セクハラ被害を受けた!」
複数の女優がそのように告白するなか、カーラ・デルヴィーニュがYashar Aliなる記者にあて声明文を送付し、そこにこう記している。
「女優として働き始めてある映画に出演中のこと、ワインスタインから電話があったのです。これまで私が一緒に外出する姿を報じられた女友達のだれかと『寝たことはあるのか?』そう聞かれました。」
「すごく奇妙で気まずい電話でした。そういう質問には一切答えず、急いで電話を切り上げたのです。でも電話を切る前に、彼はこう言いました。もし私が同性愛者で公の場に女性と一緒に出掛けたりしたら、ストレートの女性の役は貰えないし『ハリウッドでの成功はない』とね。」
それから1年か2年が経った後、カーラは映画の役について話すためホテルでワインスタインと対面。そこでワインスタインは自分の部屋にカーラを招待したという。断ろうとするカーラをワインスタインのアシスタントが「ぜひ」と誘い、渋々部屋に行くと…?
「別の女性が彼の部屋にいたので、てっきり安全だと思ったのです。でも彼は私達に『キスして』と言い出しました。すると彼女の方が彼の指示に従い迫ってきました。なので私はさっと立ち上がり、『私は歌も歌えるの』とワインスタインに伝えたのです。」
そして注意をそらせた後に退室しようとしたものの、ワインスタインはカーラをドアまで送りそこで唇にキスしようとしたという。そのせいで映画出演そのものに罪悪感を抱いたカーラは、「ワインスタインの家族を傷つけたくない」との思いから、この出来事を明かせずにいたそうだ。