アメリカの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(65)が長年ハリウッドでの成功を夢見る女優達にセクシャルハラスメントを繰り返していたことが判明。中には強姦された女性、また示談で決着をつけた女性もいたことが分かり、世界中のメディアが揺れている。そんな中、アメリカの人気女優リース・ウィザースプーン(41)も「私も性的暴行の被害者なの」と告白。彼女を襲ったのは、ワインスタインではなく映画監督だったという。
このほどリース・ウィザースプーンがハリウッドにて開催された『Elle Women』のイベントに登場。そこでスピーチをしたリースは、過去に受けた衝撃的な性的暴行・ハラスメントをこう振り返った。
「今週はハリウッドの女性達にとって、とても辛いものでした。いえ、世界中の女性達にとっても同じだと思います。」
「私にも経験があるのです。それがはっきりと蘇り、寝苦しい夜を過ごしています。考えることも辛い。そしてもっと早く話さなかったことに対する罪悪感、そして不安などもありますが、そういう感情を伝えるのも辛いと感じています。」
「16歳だった私を襲った監督には、嫌悪感を覚えます。そして“沈黙=雇用の条件”と私に思わせたエージェント、そしてプロデューサー達には怒りを感じています。」
しかもこのような出来事は一度では済まず、これまで何度かセクハラ行為や性的暴行を受けたという。しかしここ数日、ハーヴェイ・ワインスタインによる蛮行を多くの女性達が告白。その勇気に背中を押され「自分ひとりではない」と感じたリースは、女性達にこのように訴えた。
「真実を告げること。そうすることによってのみ、癒されるのです。」
「この部屋にいる皆さん、人生は変わることでしょう。なぜなら私達が皆さんについているからです。」
「こういう問題について話すと悲しくなりますが、話さずにいるのは怠慢な行為だと感じています。」