美容フェイスマスク『ALFACE(オルフェス)』の新テレビCMに対して、視聴者の一部から「差別的ではないか」という声がありネットが炎上した。同商品のCMシリーズは5月から流れており、フェイスマスクをつけた女性が元KARAのク・ハラではないかと話題になったものの内容的に問題視はされていない。しかし9月中旬からオンエアされている『チャンス篇』と『ピンチ篇』に対して、ネットを中心に「外見で差別するな」といった批判が増えている。
『チャンス篇』では買い物帰りの女性が舗道の坂道でリンゴを落としてしまい、それを美男子が拾ってあげる。彼は微笑んでその女性にリンゴを渡そうとするが、後ろから歩いてきた美女(ク・ハラ)に目移りしてリンゴをプレゼント、喜ぶ美女とともに「チャンスはいつでもやってくる」とナレーションが流れるものだ。
一方の『ピンチ篇』は女性がリンゴを落とすのは同じだが、拾い上げたのは「ブサイク男子」だった。彼女は思わず引いてしまい、その後ろからやって来た美女も「ブサイク男子」を見て身構える。彼が目移りしてリンゴを渡すと、美女は困惑の表情で受け取りながら微笑みを投げかける「ブサイク男子」を見て足早に去って行く。ナレーションは「キレイはピンチを招く時もある」だ。
9月28日放送のバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)でも「“ブサイク男子”を差別? 炎上するテレビCM」と取り上げた。横澤夏子は「普通に見たら笑えるが、もしCMで見たら“どういう意味だろう”と考え過ぎちゃうのかな」と感想を述べた。MCの坂上忍が「ベタだよね」と普通に受け止めれば、後藤輝基は「でも、CMでやらなあかんかったのかな?」という。また岩尾望は「美人だったら得をするという部分も批判されるのでは」と女性についても「差別的」だと指摘する。