大型ハリケーン「ハービー」の直撃を受け、死者・行方不明者が多数出たテキサス州。経済被害も甚大で、大勢の人が家などを失い今後を悲観している。そんな中、同州出身のビヨンセが被害者救済のためのチャリティ番組『Hand in Hand』に登場。現在の米国の状態と絡めながら今の思いを切々と語った。
ハリケーン「ハービー」直撃による甚大な被害を受け、今も大勢の人々が途方に暮れているテキサス州。同州出身のビヨンセは「なんとか復興に手を貸したい」と現地入りし、先日はボランティアの人々と並び被災した人々に食べ物を手渡すなどして汗を流した。そのビヨンセがこのほど『Hand in Hand』に出演し、このように自身の思いを述べた。
「暴力や人種差別に関するニュースが無い日など、一日だってない。さらに状態が悪化するなんてあり得ない―そう思っているまさにその時、自然災害が尊い人々の命を奪い甚大な被害をもたらし、永遠に人々の暮らしを変えてしまうのです。」
「人々は食べ物、衣類、清潔な生活必需品、毛布、靴、オムツ、赤ちゃんに与える粉ミルクを必要としています。そしてもちろん清潔な水もです。」
「高齢者は車いすを必要としています。そして夢を見ていく必要のある子ども達は、本やオモチャが必要なのです。」
さらにビヨンセは、被災者もそうでない人も団結してほしいという思いをこめてこう語った。
「自然災害は差別などしません。移民、黒人、白人、ヒスパニック系、アジア系、ユダヤ系、イスラム系、富裕層、貧困層…あなたがそのどれに当てはまろうと、自然災害は起こるのです。」
「私達は今、このような状況のなかで一緒にいるのです。」