イギリス一の大家族で有名なランカシャー州モーカムのヘイシャムに暮らすノエル・ラドフォード（46歳）さんとスーさん（42歳）の間に9月18日、20人目の赤ちゃんが無事誕生した。『The Sun』『Metro』などが伝えた。

幼馴染みであるノエルさんとスーさんが最初の子供を持ったのは、スーさんが14歳の時だった。以降、毎年といっていいほど子宝に恵まれ続け、2014年に妊娠23週目で男児を失ったが、これまでに男の子10人と女の子9人という19人を授かった。

このたび11番目の男児となる「アーチー」君が、ロイヤル・ランカスター・インファーマリーにて8ポンド6オンス（3,798g）で元気に誕生した。アーチー君は出産予定日より2週間早く産まれたものの、スーさんの陣痛が始まって1時間ほどして「数回プッシュしたら出てきた」そうだ。

夫妻の子供たちが名付け親になったアーチー君は19日に自宅に戻り、多くのきょうだいたちに囲まれてハグを受けていたようだ。

ベーカリー「The Radford’s Pie Company」の経営者であるノエルさんは、スーさんが9人目を妊娠中に精管切除手術を受けた。ところがその後、再建手術を受けている。当時は「もう子供を作る予定はないよ」と話していたが、今回の20人目の誕生で「これで本当に打ち切り。精管の切除・再建手術は辛かったからもうしないけど、何か他の方法を考えないと」とノエルさんは語る。これまで子供たちは両親の「もう産まない」を信じていなかったが、次女のクロエさん（22歳）は「今回で本当に最後っていうのを信じるわ」と笑う。

長女のソフィーさん（23歳）にはすでに子供が3人いるので、ノエルさんとスーさんはおじいちゃんとおばあちゃんという立場でもあるが、アーチー君の他にも手のかかる幼い子がいるため、日々育児に奮闘中だ。