KAT-TUNの上田竜也が7月10日放送のバラエティ番組『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)でショートドラマに出演した。視聴者から寄せられた体験をもとに再現した“女性の敵「セコすぎる彼氏」を成敗”で上田が演じたのはOL森川結衣(古畑星夏)が「美容師でおしゃれ、しかもイケメンな自慢の彼氏」と思っていた“りゅうくん”こと織田竜だ。交際を始めて1か月という2人がデートするのだが、役柄とはいえ人気アイドルとモデルが腕を組んで歩く姿はやはり映える。
ところがそれぞれ準備したプレゼントを交換すると、彼は「俺の買ったプレゼントの方が高いからより愛情があるということだ」と価格で比較するような性格だった。さらにレストランで食事する際は自分で「奢るよ」と言いながら彼女が注文しようとするメニューを見て「奢られる側が高いなんておかしい」と勝手に安いものを注文する。彼女はようやく「超イケメンで超優しい、だけど実は超どケチな彼」だと気づいたが、なんとか我慢して交際を続けていた。
次のデートで今度は彼女が奢ることとなり彼の言うまま高級そうなレストランに入ると、またしても彼女が注文しようとした料理を見て「俺のより高い。男として彼女より安いものはプライドが許さない」と先日とは違うことを主張する。しかも「この間のプレゼントで安かった差額分のプレゼントをまだもらってない」などと前の話を蒸し返し「何だったら今から買ってこいよ」とまで言う。
ついに堪忍袋の緒が切れた彼女は「プレゼントや食事の値段のことでネチネチ言うあなたに、心の底から引いてます! ということでもう会うのは金輪際やめにしましょう! じゃあ!」とまくしたてて席を立った。ポカンとして「意味が分かんない」という彼に「意味が分からないならもっとハッキリ言うね。さようなら、どケチ男さん!」と言い渡してスッキリとした顔で去って行くのだった。
スタジオゲストの三田寛子は「最後に男前でビシッと言ってくれたからスッキリした!」と古畑星夏の演技にしびれていた。佐藤栞里などは完全にドラマに感情移入して「今年一番ムカッとしました! すごいちっちゃい男だなと思って」とぼやき、MCの内村光良から「上田君自体じゃないからね」と念を押されたほどだ。
上田竜也の演じる“どケチ男”はそれほど真に迫っていたが、何しろイケメンなのでギリギリのところで憎めない。内村や陣内智則も「上田君いいですね」「新境地ですね。おもしろかったわ」と評価していた。