SNSが大好きという母親は、赤ちゃんをお湯の入ったバスタブに放置した状態でまたチャットに戻って行った。米テキサス州でこのほど、1歳にも満たない尊い命が母親の無責任すぎる行為の犠牲となったことを『CBS DFW』などが伝えている。
フォートワースの北西に位置するテキサス州パーカー郡のアズレで今月13日、ゼイラ・ヘルナンデスちゃんという生後7か月(一部報道では生後8か月とも)の女の子がお湯を溜めている最中の自宅バスタブで溺死した。母親がSNSに夢中になっている間の出来事であったことから、郡保安官事務所はシェイエン・サマー・スタッキーという21歳の母親の身柄を拘束した。シェイエンはその時の状況について「バスルームを出てすぐ、私はもう一人の子の世話に追われました。その後Facebookの『Messenger』で“ほんの2分ほど”やりとりをしましたが、テレビの音もうるさくて…。ゼイラがそばにいないことに気づいて探したところ、バスタブのお湯の中に浮かんでいました」と涙ながらに話している。
ゼイラちゃんはすでに意識がなく、シェイエンはすぐに911番通報。救急隊員が心肺蘇生法を行いながら病院に搬送されたが、その幼い命が息を吹き返すことはなかった。その後、タラント郡検死局がゼイラちゃんの死因を溺死と特定。それと並行してシェイエンの『Messenger』の使用状況を調べていた保安官事務所は、彼女が2人を相手にその時少なくとも18分間にわたりメッセージのやりとりをしていたことを突き止めたという。