家族や友人らは「ケイティに残された残りわずかな時間を、できるだけ息子と楽しく過ごさせてあげたい」という思いから、寄付金サイト『JustGiving』にアカウントを設置し「化学療法を受けている間でも、幸せな時間を息子であるオリバーと過ごせるようにどこかへ一緒に行ったり、日帰り旅行をさせてあげたい。そうした費用は高くつくものなので、どうかみなさん親子の思い出を作れるように協力してください」と寄付を呼びかけている。
リサさんは、ケイティさんが子宮頸がんのパップテスト(長いヘラやブラシなどで子宮頸部の表面の細胞をこすり取り、がん細胞がないか調べる細胞診検査)の年齢を引き下げるためのキャンペーンをしたがっていることも口にしている。イギリスではGP(一般診療)に登録している全ての女性は25歳以上が無料で子宮頸がんのパップテストを受けることができるが、25歳以下でも子宮頸がんになった患者が複数いることから国内では検査年齢の引き下げキャンペーンが行われている一方で、適齢に達しても検査を受けない女性も増えているという。
ケイティさんのために『JustGiving』アカウントを設置した友人は、サイト内で「パップテストを怖いと思う人もいますが、がんと診断されることに比べたら怖くはありません。ケイティは怖くてパップテストを受けず、子宮頸がんの宣告を受けました。みなさん、すぐに予約して検査を受けてください!」と綴っている。
画像は『WalesOnline 2017年6月5日付「Fund set up for a mum with terminal cancer so she can enjoy the‘last few months’with her son」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)