愛情深い母ダイアナ妃に育てられ、幸せな子供時代を過ごせたという英ヘンリー王子。しかし母と父チャールズ皇太子は離婚し、ダイアナ妃はその後ボーイフレンドと滞在していたフランスで交通事故に遭い命を落とした。当時、王子のショックは大変大きかったものの、その後約20年にもわたり悲しみと苦悩を押し殺したままの生活は精神面にも大打撃を与えたという。
このほどヘンリー王子(32)がポッドキャスト『Bryony Gordon’s Mad World』に登場。そこで母ダイアナ妃(享年36)の死去後を振り返り、こう話した。
「母を亡くしたのは、僕が12歳の頃でした。」
英国の王子であるがゆえに、母の死後の生活を含め全てに注目が集まったというヘンリー王子。それゆえに辛い気持ちを胸に秘めたまま大人になったという王子は、このように明かしている。
「母の死について、まるで考えない。そう、考えることを拒否して僕はあの経験を乗り越えたんです。考えたところで何かが変わるワケじゃない…そういう思いもありました。考えたって辛くなるだけ。母は帰ってこないのですから。」
そこでヘンリー王子は20代後半になるまで「大丈夫」「平気」といった態度を貫いたという。
「そう、典型的なハタチ、25歳、28歳の青年。いかにも人生を謳歌している青年だったのです。」
「ですが12歳で母を亡くし、全ての感情を20年間も押し殺してきました。当然私生活にも、そして仕事にもずいぶん深刻な影響があったことは間違いありません。」