2月27日、メルボルン南東部のレモンの木の下に生まれて間もないネコのきょうだいが置き去りにされていた。3匹は「マウント・ウェイブレイ動物救急センター(Mount Waverley Animal Emergency Centre)」で処分されるところだったが、幸いにもネコの里親探しを活動目的とする非営利団体「2nd Chance Cat Rescue」のアンマリー・ヴェネロスさんが保護した。
「まだ小さくて固い食事が食べられなかったので、4時間おきに哺乳瓶でミルクをあげなければなりませんでした。そのなかでもオスの“ボビー・バット・イヤーズ(BOBBY Bat Ears)”が哺乳瓶をチュウチュウと吸う姿がとにかく可愛くて…。ミルクを吸うたびに耳が前に後ろにピクピク動くんです。哺乳瓶を口にした1日目からずっとそうでした。1週間ほど経ってから、これは撮影しなきゃと思ってカメラを回したのです。」
そう語るアンマリーさんが撮影した映像はFacebook「2nd Chance Cat Rescue」に投稿され、10日間で380万回以上の再生回数を記録した。
現在、ボビー・バット・イヤーズはアンマリーさんの手を離れ「Noble Park North foster home」で過ごしているが、そこで世話をしているキャロル・ラーターさんは、あまりの反響の大きさに驚きながらも「もう哺乳瓶は卒業してしまったんですよ。ただ哺乳瓶を与えたら、きっと耳をピクピク動かすと思います。人間の赤ちゃんの乳離れと一緒で今は固い食事へ移行中ですが、日に日に力強く大きくなっています」と話している。
キャロルさんによると、きょうだいは4週間後に施設を離れ、新しい家族のもとで過ごすことができるそうだ。
ネコと言えば今年2月、中国・黒竜江省ハルビン市にあるシベリアトラの繁殖基地で、まるまると太った肥満のトラが目撃され、まるで“巨大なネコ”だと話題になった。過剰に餌を与えられた結果だが、トラたちには適度な運動とダイエットが必要なのは言うまでもない。
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(TechinsightJapan編集部 A.C.)