フィリピン警察が発表したところによれば、事件が起きたのはルソン島イロコス・ノルテ州のラオアグ市にあるコンピュータショップで先月13日のこと。フェルディナンド・マダムバ・Jrさん(25)を殺害した容疑でその後に逮捕されたのは、フェルディナンドさんとは10年来の親友というマーク・パスクアルという男であった。
大量の血を流して倒れているフェルディナンドさんの姿を発見したのは兄のPJさん。通報を受けて警察官が駆け付けたところ現場は血の海と化しており、フェルディナンドさんはすでに心肺停止の状態であった。その後、逃走していたマークが重要参考人として身柄を拘束され、取り調べのなかで「一緒に『Defense of the Ancients』というゲームに興じていたが、口論が激高してバトルが現実のものと化した」などと供述したという。
しかし最初に手を出したのはフェルディナンドさんであるもよう。彼の鉄拳をくらったマークは怒り心頭に発し、ナイフを手にするとフェルディナンドさんの首と腹を刺したという。コンピュータゲームに夢中になり過ぎて理性を失うと、まれにこのような大きな事件が起きてしまう。米テキサス州では31歳の父親が「遊んで欲しい。あれ取って。これ食べたい」と言ってはゲームの邪魔をする2歳のわが子を殺して逮捕された。死因は窒息と特定されたが、頭部、眼球、顔面に強い損傷が認められ、背中には大人の歯型すら付いていたという。
大人が犠牲となる例もある。ドイツのカシュトロップ=ラウクセルという町では、ゲームを存分に楽しみたい、邪魔されたくないという理由から、ガールフレンドの飲み物に鎮静剤を混入して長時間眠らせた23歳の男に有罪判決が下った。
また、ゲームへの強い依存が原因で頬の肉が吹き飛び、アゴの骨が露出するほどのスマホ爆発事故に見舞われたのは中国・河南省の12歳の少年。長時間にわたりゲームに興じ、充電器をセットしてもなおゲームを続けた少年。火花が散るとスマホはいきなり爆発した。古めの機種と粗悪な充電器。その組み合わせは特に危険で、スマホがかなり熱くなったことを自覚しながらも少年はどうしてもゲームをやめられなかった。「ゲーム中毒」の代償はあまりにも大きなものであったようだ。
出典:worldwideweirdnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)