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アデルとビヨンセの勝負に注目が集まった今年のグラミー賞授賞式だが、結果はアデルの圧勝という形で終了。アデルはそれでもビヨンセの素晴らしさを称え、獲得したトロフィーを半分に折るという印象的な一幕も話題になった。
そんな中、グラミー賞授賞式の主催側は特に「最優秀アルバム賞 (Album of the Year)」がビヨンセではなくアデルが受賞した件につき、『Pitchfork』にこうコメントした。
「グラミー賞に、人種問題なんて関係ないと思います。」
また受賞者は投票で決まることも主張。しかも投票者の数は14,000人もいると話し、差別意識が決定に関係した可能性を否定した。しかしここ何年かは「最優秀アルバム賞」の受賞者が白人に偏っているため、「やっぱり差別では?」という声も根強い。
「我々はミュージシャンとして、性別、人種、民族性に基づいて音楽を聴いたりはしません。」
「目隠しをしているような状態で、音楽に耳を傾けているのです。」
そうも説明を付け加えたものの、アーティストの中にも受賞者の偏りを嫌う人は多いもよう。ビヨンセの妹ソランジュも「過去にも最優秀アルバム賞を獲得した黒人は少ない」という趣旨のツイートをし、その後ツイートを削除するに至っている。
出典:https://www.instagram.com/recordingacademy
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)