ブラジル・サンパウロ在住のルーカス・アウヴェス・マガリャンイスさん(Lucas Alves Magalhães)は数か月前、レスキューセンターから1匹の子犬を家族として迎え入れた。“パンドラ”と名付けられたメス犬は庭の土を掘り起こすのが大好きで、小枝や食べ残しの骨などを見つけては家の中に持ち込んで遊んでいた。
2月中旬、ルーカスさんは庭で遊ぶパンドラの様子がいつもと少し違うことに気付いた。庭を走り回った後は息を切らして戻ってくるパンドラだが、その日は何やら口をモゴモゴさせて動きが鈍い。不思議に思ったルーカスさんは、パンドラの名前を呼んで家に招き入れた。ルーカスさんは『thedodo.com』にその時の様子をこう語っている。
「パンドラが口の中に何かを入れているようでしたが、それが何かはよく分かりませんでした。でもパンドラを呼んでその顔を間近で見た時、もうおかしくておかしくて腰が抜けそうでした。口に入れ歯がぴったりとはまっていたのです。そして総入れ歯のひょうきんな顔で笑っているではありませんか。」
「いつものように庭で穴を掘っていて見つけたんでしょうけど、よりによって入れ歯とは本当に驚きました。あまりにも面白かったので何枚か写真を撮りましたが、その後は無理やり入れ歯を外しましたよ。入れ歯好きになられても困ってしまいますからね。」
ルーカスさんは「パンドラが見つけた“宝物”は、以前この家に住んでいたお年寄りのものではないかと思います」とコメントしているが、入れ歯がなぜ庭に埋められていたのかは謎だという。
好奇心旺盛の子犬は時として思いがけない行動をとる。つい最近もアメリカのモンタナ州でタイヤのホイールに頭がスッポリはまった子犬が消防隊員により救出されていた。また英グラスゴーでは、全長20センチのナイフを飲み込みながらも奇跡的に助かった子犬が話題となった。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)