英スタフォードシャーのキャノックで、恋人の女性に異常な束縛を強制していたのはミッチェル・ベイン被告（20）だ。ベイン被告はジェシカ・ゴスペルさんと一緒に暮らすようになった直後から態度が急変し、ゴスペルさんに対して異常なほどの束縛を見せるようになったという。

ベイン被告は自分が家を空ける時も、許可なしではゴスペルさんがメイクアップをしたり、シャワーを浴びたりすることを許さなかった。また、ゴスペルさんが他の男と浮気をしているのではないかと疑った同被告は、ゴスペルさんに毎日（浮気をしていないという）証拠の写真を送るように指示、さらに「この服を着ろ」など自分が発した命令を全て守るように強要していたそうだ。

検察官のクリス・コフラン氏によると「ベイン被告のこうした残酷な束縛行為は何か月も続いた」そうで、同被告は7月からゴスペルさんに直接暴力行為を働くようになり事態は悪化。ゴスペルさんは、友人や家族に同被告の束縛行為や暴力を打ち明け、病院に連れて行かれたことがきっかけで事件が発覚した。

キャノックの治安裁判所で、9月21日の時点では罪を否定していたベイン被告だったが、12月9日に一転しこれまでの暴力行為を認めた。ベイン被告の弁護人モハメド・カーン氏によると「この数か月、被告は自分の行いを反省している」ようだが、ひとりの女性を恐怖に陥れ不安定な状態にさせてしまった事実に間違いはない。

現在、ベイン被告にはゴスペルさんへの接見禁止令が下されており、判決は今月15日に行われるという。

出典：http://metro.co.uk
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）