22日に放送されたTBSラジオ『たまむすび』の冒頭で、『M-1グランプリ』準決勝に触れた山里亮太。彼は相方のしずちゃんこと山崎静代と7年ぶりに同大会に出場、決勝進出を目指してきたが惜しくも準決勝敗退という形となった。
そんな傷心の山里をフォローしようとこの日、番組パーソナリティの赤江珠緒アナウンサーが高級ケーキを用意していた。スタッフ全員でいただく中、山里は「(ケーキを食べられたから)負けてくれたよかったですね!」とディレクターが発言していたことを指摘、「食べてるケーキの味が無になった」と言い笑いを誘っていた。
そもそも山崎がボクサーを引退したことをきっかけに、本格的なコンビ復帰を決めた2人。M-1のために練習を重ねてきたが、今回も忙しい合間を縫っての出場となった。山崎は現在、舞台『雪まろげ』の出演で全国行脚中である。準決勝当日も山口県での公演があり、当初は出番に間に合わない状態であったという。それでも山里曰く「(出演者)みなさんのご尽力でちょっとずつ(出番を)後ろにやっていただいて」時間を遅らせ、なんとか間に合うことになった。だがネタ合わせの時間がなく、山里は羽田空港まで山崎を迎えに行き、タクシーの中で打ち合わせたそうだ。
そんな慌ただしい中でステージに上がった山里だが、登場した際の観客の温かさに「泣きそうになった」という。「“お帰り”が聞こえてきた」「こんなホームある?ってくらい(温かかった)」そうで、「1人1人会って手を握りながら“ありがとう”って言いたいくらいめちゃくちゃいいお客さん」と大感激したもよう。山里は「じゃあ(決勝に)合格しろよ」と自虐的に語るものの、2人のステージは時間切れのため強制終了となってしまったのである。ネタ合わせの未熟さもあったのかもしれないが、温かい観客の前でつい長くネタをやってしまった…そんな理由もあったのかもしれない。
通常、準決勝進出者には“敗者復活戦”の道があるが、山崎のスケジュールにより参戦しないことを明かしている南海キャンディーズ。舞台を楽しみにしていたファンにとっては残念だが、山里は「応援してくださったリスナーの方にネタをお披露目する場所を考えている」という。幻となってしまったネタをしっかり目に焼き付けることができそうだ。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)