9月3日、『小林麻央オフィシャルブログ「KOKORO.」』で気持ち良く目覚め「今日は、“朝だ! 始まる!”って思えました!」と綴っていた小林麻央。長女とアニメ映画『魔女の宅急便』を一緒に見た際にエンディングテーマで流れた『やさしさに包まれたなら』が好きになったそうだ。劇場公開は1989年なのでテレビ放送かDVDで見たらしい。同曲は荒井由実として1974年4月にリリースした3枚目のシングルで、不二家ソフトエクレアのCM用に依頼されて書いた楽曲と言われる。
当時20歳だった彼女は、ユーミンの愛称で親しまれ数々の名曲を生んでその人気は今に至る。時を超えてなおユーミンの歌が色褪せないのは、心の動きを繊細に表現した歌詞によるところが大きい。捉え方によっては重くなりがちな歌詞でさえ、彼女ならではのポップな曲に乗ってスムーズに入ってくる。大人になると「神様なんていない」と思うところを、子どもの時のような「やさしい気持ちになれば奇蹟は起きるよ」と歌う『やさしさに包まれたなら』に救われた人は多いだろう。小林麻央もその歌詞を「朝の心に沁みる」と振り返っていた。
10月30日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)にゲスト出演した松任谷由実は、小林麻央が自身の楽曲に感銘を受けたことを知り「本当に歌手というか、シンガーソングライター冥利につきます。作った時の気持ちとか歌った時の気持ちが届いて、とても嬉しいです」と感慨深げだ。カメラを通して「待ってます」と呼びかけるその瞳は潤んでいるようだった。
1990年11月に出したアルバム『天国のドア』が第5回日本ゴールドディスク大賞アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した。ユーミンはその時「才能は、いつも言うんですけど母乳と一緒で、出さないと体に悪いっていうし。どんどん走り続けて出していかないとバチが当たるなと思っています」と話していた。今年デビュー44年となる彼女が11月2日にリリースする38枚目のオリジナルアルバム『宇宙図書館』は壮大なナンバーが詰まっており、まだまだ才能が尽きることはなさそうである。
出典:https://twitter.com/yuming_official
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)