英紙『Mirror』が報じたところによると、9月30日に20歳となったボビー・ジョー・ゴールドスミスさんは、その日の夜にロンドン市内にある「Libertine London（リバティーン・ロンドン）」というナイトクラブへ友人9人とともに出かけた。

クラブの前で入場の列に並んでいたボビー・ジョーさんご一行だが、クラブのスタッフが彼女たちを列から引っ張り出した。困惑するボビー・ジョーさんらに、スタッフは「オーバーサイズでクラブのイメージに合わないので帰って欲しい」と言い放ったという。

ボビー・ジョーさんは「すごく恥ずかしい気持ちになりました。スタッフは上から下まで私たちを見て太りすぎだと言ったんです」と当時の状況を語る。

せっかくの20歳の誕生日を台無しにされたボビー・ジョーさんは、それでも気を取り直して別のクラブに行こうと友人たちを誘ったが「私よりも友達が結構ショックを受けていました。ここを強調したいんだけど“2016年でこれはないわ”と思いました」と明かす。

その後、ボビー・ジョーさんの母デボラ・カーさんは娘に聞いた話を自身のFacebookに綴り、ナイトクラブの対応を批判した。

また、デボラさんは同紙にも「全く冗談じゃないわ。娘は思いきり恥をかかされて、侮辱されたのよ。誕生日が台無しよ。そんな対応をすべきじゃないわ。幸い娘は大らかで強い子だからそれほど気にしてはいないけど、別のクラブに行かなきゃならなかったから、予約していない分高くついたのよ」と「Libertine London」への怒りを露わにしている。

ボビー・ジョーさんはサイズ10（イギリスの平均サイズはサイズ12）でチアリーダーもしており、そのスタイルは引き締まっていてスリムだとデボラさんは主張する。

実はその夜、“背の高いスリムなフランス人女性”が、クラブの主催者に「彼女（ボビー・ジョーさん）たちのサイズはクラブのイメージに合わない」と入口で訴えたため、スタッフがボビー・ジョーさんらの入場を拒否したということがFacebookには綴られている。

さらにデボラさんは、「サイズがどうとか、太り過ぎとかでクラブに入れないというのは差別待遇よ。恥を知りなさい！」とも記した。

この投稿に多くのユーザーが「世の中っていったいどうなってるの!?　あなたの娘さんはとっても素敵よ」「そんなクラブ潰れちゃえ」「昔はこんなゴージャスな女性をクラブで探していたよ」「料簡の狭い奴らだね」といった、ボビー・ジョーさんを励ます声や「Libertine London」への批判が相次いだ。

「Libertine London」によると、当日の夜はプレス関係者などが多く集まっており、クラブ内は500人ほどがひしめき合い満員だったという。クラブ関係者やメンバーなどを優先して入場させたため、（ボビー・ジョーさんを含む）119人の入場を拒否。決してドレスサイズや体型で入場拒否をしてはいないとコメントしている。

しかし、このナイトクラブに実際に行ったことがあるというユーザーからは「スリムな客は無料で入れて、サイズオーバーと判断した客には入場料を取る最低なクラブ」と証言する声もあがっている。

出典：http://www.mirror.co.uk
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）