お笑いコンビ・浅草キッドやコメンテーターとしても活躍する水道橋博士がお昼のバラエティ番組『バイキング』についてツイッターで言及した。彼が木曜日の同番組にゲスト出演した際に「友達親子」について共演者から過激な発言があり、その件を“放送事故”だと表現。“放送事故”を恐れない坂上忍の司会者としての姿勢を高く評価している。
9月8日の『バイキング』(フジテレビ系)では“教育のスペシャリスト 教育問題を徹底討論 生激論!坂上忍 vs 子育て専門家”と題して「高畑事件は育て方の問題なのか?」「友達親子は あり?なし?」などについて討論した。「友達親子」の関係では子どもが親を「ちゃんづけ」で呼ぶなど親の威厳が保てない場合が多いという。そんななか、教師歴37年・甲子園出場10回・元高校教師・監督という経歴を持つゲストの野々村直通さんが過去に娘を厳しく叱ったことを振り返った。
野々村さんは当時、小学3年生頃だった娘を叱るために髪をつかみリビングを引きずって回ったことを明かした。今では体罰問題や虐待と言われそうなエピソードにスタジオが騒然となった。水道橋博士が「生放送だよね?」と慌てるなか、進行の後藤輝基(フットボールアワー)が「トイプードルの映像流しましょうかっ」となんとか場を和ませていた。
水道橋博士はその日の夜、『水道橋博士(s_hakase)ツイッター』で『バイキング』について「生放送、かつ坂上忍さんが司会だから、今、間違いなく放送事故が起きている番組」だとつぶやいた。野々村さんは今回二度目の出演であり「一度目で確実に二度と呼ばれないと思っていたが平気で出演して、ちゃんと(放送)事故っている」とは、出演者が“放送事故”を気にせず伝えたいことを発言できることを評価しているのだ。そしてそれは「司会者がひるまない」ことで支えられるという。
『笑っていいとも!』の後番組として2014年4月1日にスタートした『バイキング』がここまで育ったことを「偉業」と見るフォロワーもいる。ただ、お昼のバラエティとして視聴者の関心を引き続けるにはこれからもチャレンジが必要だろう。それでも幹にひるまぬ司会者がいることは大きな力となりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)