「テキサス・ヘルス・フォートワース病院」にて3組目の双子を出産したのは、テキサス州フォートワースに暮らすキャリー・ブリッグスさんだ。キャリーさんは7歳の長男ジョサイア君、次男ケイレブ君、双子の長女と次女、同じく双子の三男と四男、そして今回新しく家族の一員となった、五男ミカ君と六男エズラ君の8人の子供の母親だ。
米メディア『FOX29』の取材では、家族10人がぴったりと寄り添う中、キャリーさんは「双子、双子と続き、そしてまた双子です。3組も双子ができるなんて本当に驚いています」と興奮した様子で語る。
緊張した面持ちのジョサイア君は「また双子のきょうだいができてとても嬉しいです。きょうだいが8人なんて、すごいでしょう」と長男らしくしっかりとコメントした。
キャリーさんの夫ジョシュアさんは「子供たちの名前はすべて聖書からとっています。聖書の中の人物の性格が、産まれた赤ちゃんにきちんとマッチするように考えて名づけているのです」と話し、子供たちひとりひとりを紹介してみせた。
「子育ては順調ですか?」という質問にキャリーさんは「これだけ子供たちがたくさんいると、何事もしっかり計画して家族が協力することが大切になります。もちろんどんなに頑張ってもうまくいかない時はありますよ。でもそれが人生というものでしょ」と答えている。さすが8人の母親だ。子育てには8倍の苦労だけでなく、8倍の喜びがあるのであろう。
双子には1つの受精卵が2つに分かれ血液型・DNA・性別が同じ一卵性双生児と、2つの受精卵が着床する二卵性双生児とがある。ブリッグスさん一家の場合、双子は3組とも二卵性だった。
「アメリカ国立衛生研究所(NIH)」によると、一卵性双生児の誕生は医学的に解明されていないが、二卵性双生児の場合は遺伝的な影響が大きいとしている。ちなみにキャリーさんだが、家族や親戚に双子はおらず、体外受精による不妊治療や排卵誘発剤の使用もなかったということだ。自然妊娠で3組目の双子が誕生というのは非常に珍しいケースと言えよう。
なお日本では、自然妊娠による双子の確率は100分の1であるという。
「アメリカ疾病管理予防センター(CDC)」の報告によると、近年は不妊治療が積極的に行われている先進国で双子が産まれる割合が増えており、アメリカでも出生数1000に対し33.9組が双子であるということだ。
出典:http://www.fox29.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)