指原莉乃がバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』にゲスト出演して「つい嘘をついちゃう癖がある」と告白、収録前に回答した番組用アンケートを検証することになった。すると次々と嘘が明らかになり、共演者の渡部建（アンジャッシュ）から「まるで3年前の自分を見るようだ」と指摘されてしまう。

AKB48選抜総選挙で2連覇を果たしバラエティ番組でも大活躍の指原莉乃が、8月25日放送の『櫻井・有吉THE夜会』に初登場した。とはいえ他の番組で何度も共演して顔なじみの有吉弘行に同じくゲストの渡部建と合わせて「絶妙に中物感」といじられたり、AKB48の女王になった話題では「いちグループの内輪の選挙で…」と毒を吐かれた。

そんな彼女が「つい嘘をついちゃう癖がある」ことをこの場を借りて謝りたいという。そこで櫻井翔により彼女がこの日回答した『櫻井・有吉THE夜会』のアンケートが検証された。「テレビでやってみたいことは？」の質問について「渡部さんが本気でオススメするご飯が食べたいです。本も読んだので、それ以外のお店で！」と答えたが、実は「本は全く読んでいない」そうだ。

また「確かめてみたいことは？」の問いには「ツイッターなどで話題になる食べ物が知りたい！　“みかん×醤油＝ウニ”みたいな」との趣旨を回答しているが、これも嘘があり「“みかん×醤油”なんて興味はなく、食べるなら本物のウニが良い」という。他にもゲームはそれほどやらないが「ゲーム好き」と答えるなど何らかの嘘が入っている。

指原はそれを明かしながら「皆でやったら楽しいかなって…」「番組の企画としてあったらいいのではないか」「スタジオが盛り上がりそうだと思って」と理由を説明した。アンケートに正直に答えるのも大切だが、彼女はそこに「どうやったら番組がおもしろくなるか」のアイデアを加味して結果的に嘘となっているのだ。

渡部建によると、そうした状態を誰もが一度は陥る「空欄恐怖症」だという。指原のアンケートについて「3年前の自分を見ているよう」「苦しくなるよ今後」と自らの経験を振り返る。やがてネタが尽きて理論が破綻してしまい「1回ガタンと仕事が減る」「その時に一度見つめ直して整理していかないと」とアドバイスするのだった。

しかし指原莉乃の場合はどうだろうか。彼女もバラエティ番組の経験は浅くないうえに、AKB48やHKT48として関わるケースや指原莉乃としてのソロ出演など多様な場面に対応してきた。HKT48劇場支配人を務め、先日は代々木アニメーション学院のプロデューサーに就任するなどその能力はアイドルやタレント以上と思われる。彼女が番組アンケートに嘘を書くのは「空欄恐怖症」ではなくプロデューサーとしての資質がそうさせるのだろう。

そんな指原だが、小さな嘘を重ねた結果「本当の自分が何なのかよく分からなくなってきた」と悩みを明かす。その際に「いろいろなものに興味があると言い過ぎて。“恋愛しますよ”とか“恋愛しないですよ”とか」と真逆の内容を話したことを挙げており、トークで「どう話したら盛り上がるか？」を考えるため矛盾してしまうようだ。「どっちが本当なのだろう？」と気になっていたファンも納得したのではないか。

ちなみに有吉弘行は、ようやく本音を出した彼女に「ずっと盛り上がるような企画だったが、最後だけあまり盛り上がらない」と不満気だった。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）