「なんでだろ~」のネタでおなじみお笑いコンビ・テツandトモが4月6日に3rdシングル『泥の中の蛍/おんなじ空の下』をリリースした。『泥の中の蛍』のミュージックビデオが公開されると「こいつらこんなことになってたのかw」「いいぞ! 芸風なんてぶっ壊せ!」と反響があるほどイメージと違うナンバーになっている。
5月3日の『坂本美雨のディアフレンズ』(TOKYO FM)にゲスト出演したテツandトモは、楽曲が誕生したいきさつを「どこでどうなるか分からない!」と振り返った。いつもはトモがギターを弾き語り、テツがおかしな踊りで「なんでだろ~」のネタを披露するが、実はテツも歌手になるのが夢だった。『泥の中の蛍』では彼がメインボーカルを務めており、その夢がついに実現した形だ。
ある時テツがテレビ番組でカラオケバトルに参戦して五輪真弓の『恋人よ』を熱唱していると、テレビをつけていた作詞家の渡辺なつみさんが偶然その歌声を耳にして「何だこれは!?」と注目した。彼女からテツandトモのイベントに足を運んで「一緒に歌をやりませんか」と持ちかけたという。パーソナリティーでミュージシャンの坂本美雨はそのエピソードに「純粋に歌に惚れこんだということですよね」と感心する。
『泥の中の蛍』はその渡辺なつみさんが歌詞、浜圭介さんが作曲というゴールデンコンビにより誕生した。テツは「人を好きになる気持ちは純粋だけど、愛するほどその人に対する苦しみや辛さもある」と歌に込められたテーマを解説し、「恋をしているみなさんに伝えたい」と願った。
浜圭介さんの家でレッスンを受けたテツandトモは、「口先だけで歌わず心で歌え。噛み付いていけ!」「この際、練習なんてするなっ、レコーディングでバーッと行け」とアドバイスされたことを明かす。それによってロック演歌の味わいを出せたのだろう。
また、渡辺なつみさんは「こういう流れでこの歌詞ができたのよ~」と優しく語ってくれた。ただ、2人は「それって、レコーディングの後だった」「前に話してよ先生っ」と笑う。両A面となる本作の収録曲『おんなじ空の下』も渡辺さん、浜さんによるものだ。どちらも作者の気持ちをテツandトモが歌い上げた名演である。
出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)