熊本地震の被災地を応援しようとエジプト・カイロでイベントが行われた。その様子がニュースで紹介されると現地の人々が日本のヒット曲を踊ったり歌う場面もあり、視聴者は海外からのエールに元気づけられていた。
5月5日、カイロ大学のキャンパスに日本語を学ぶ学生などエジプトの人々や現地に住む日本人など100人以上が集まった。翌日に放送されたNHKニュースによると、イベントのはじめに参加者が熊本地震の犠牲者に黙祷を捧げた。会場では皆で輪になり「1、2、3! くまもと~!」と激励したり、寄せ書きを書く場所も設けられた。
被災地へ向けて応援メッセージを送ろうとエジプト人と日本人が一緒に踊ったり歌ったりするなかには、『恋するフォーチュンクッキー』(AKB48)のダンスや『上を向いて歩こう』(坂本九)の合唱もあった。日本語を学ぶエジプトの男性による「こんな被害が起きて悲しい思いですが、ここエジプトから熊本地震の被災者の皆さんに応援するメッセージを送ります。頑張ってください」との気持ちが遠く海を越えて伝わったように思える。
指原莉乃がセンターを務めた『恋するフォーチュンクッキー』が2013年8月にリリースされると、その振り付けを踊る輪が日本から海外へ広がったのを思い出す。2011年3月11日、東日本大震災による津波や崩落で甚大な被害を受けた三陸鉄道が2014年4月6日に全線が復旧した。その際に『恋するフォーチュンクッキー 三陸鉄道南リアス 全線開通記念 Ver.』が公開されている。熊本地震の被災地でも『恋チュン』が響くことを祈りたい。
出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)