みのもんたが2年半ぶりにキャスターに復帰する。サイバーエージェントとテレビ朝日が共同で手がけるインターネットテレビ局『AbemaTV』が11日正午に開局し、同局でニュース生番組のキャスターを務めるみのもんたが同日都内で開催された『AbemaTV本開局記者発表会』に登壇した。

みのもんたが出演するのは、みのが本気で若者を応援する報道番組『みのもんたのよるバズ！』（毎週土曜夜8時）。今回出演を決めた理由についてみのは「私の知らない世界（ネット）のニュース番組なのでそこに興味をもちまして、その中でも生のニュースショーということで、今までにない世界に突入できるのが興味津々でお引き受けしました」と語った。

さらに「ニュース番組ですから古舘くんの報道ステーション。ああいう番組とそうは変わらないのではないか」と想像しつつも、「ツイッターが自由に使えたり、スタジオに通りがかった人は誰でも参加していいよ…だったらやってみたいな」とこれまでのテレビ番組と違う点に魅力を感じたとした。パソコンやスマホで観ることができるため「もうテレビの前に座る時代じゃないのかな」とも発言した。

記者も「挑戦したいこと」を聞いたところ、みのは「たくさんありますね」と返答してから「ニュースは生きているんです。今の報道番組を見ていて、生きたニュースをそのまま伝えられているかどうか、キャスターがどんな思いで伝えているのか、なかなか見ている人に伝わらない。そういう気持ちがありますので僕はストレートにとりあげてストレートに伝えてみたい。その場でツイッターでも何でも反応がある。それで少しでもお役立てればと思います」と熱く意気込んだ。

みのは「この夏の選挙から18歳が選挙権を持てる。世の中は変わるだろうなと」と予想、「今年72歳になるんですが、（若者の感覚と）相当なズレがあると思います。そのズレをなんとか縮めるために婚活にいそしんでいます。そっちで忙しい」「4年前に女房を亡くしましてね。4年経って、まあ、充実してきましたので婚活しています」と再婚にも前向きな様子で、同席していたウーマンラッシュアワーの村本大輔から「今、何て言いました？」と驚かれていた。

また、番組タイトルを「最初“夜ズバ”と間違えましたね。“よるバズ”でした」と2013年秋に終了した自身の冠番組『みのもんたの朝ズバッ！』と絡めたコメントで会場の笑いを誘った。

同会見にはほかに同局の番組に出演するタカアンドトシ、三浦翔平、最上もが（でんぱ組.inc）、筧美和子、NON STYLEが登壇して、開局の正午にあわせてカウントダウンして放送スタートを祝った。若者のテレビ離れが指摘されている中、同局では24時間パソコンやスマホで無料で20以上のチャンネルを楽しめる。
（TechinsightJapan編集部　関原りあん）