森口博子がMCを務めるUSENの番組にアニメソングの重鎮、伊集加代がゲスト出演した。森口はその素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにしてツイッターで「多才な歌声に感動！」とつぶやいている。

伊集加代は『アルプスの少女ハイジ』のテーマ『おしえて』や『アタックNo.1』のエンディングテーマ『バン・ボ・ボン』などを歌っており、アニメソング界の重鎮として知られる。また、『ネスカフェ・ゴールドブレンド』のCMで流れる「ダバダ～」、深夜番組『11PM』のテーマで「シャバダバシャバダバドゥワ～」というスキャットも彼女によるものだ。

USEN C59チャンネルの番組『森口博子のアニソンの金字塔』でその伊集加代と共演した森口が3月31日、『森口博子（hiloko_m）ツイッター』で「ゲストはスキャットの女王…」とつぶやいたのはそれゆえである。一連の歌を披露してもらい「多才な歌声に感動！　パワフルで素敵な78才！」と感じ入った。

実はスタジオコーラスシンガーの彼女にとってアニメソングの実績はほんの一部にすぎず、歌謡界をはじめ名曲の数々で重要な役割を担っている。1967年に結成した団洋子、伊集加代子（現・伊集加代）と、尾形道子（藤村道子）によるシンガーズ・スリーは初来日したクリフ・リチャードのバックを務めた。また、大滝詠一も1972年にシンガーズ・スリーを起用している。

伊集加代としては山下達郎の『IT’S A POPPIN’ TIME』や吉田美奈子の『夢で逢えたら』に山下、大貫妙子、矢野顕子とコーラスに参加、八代亜紀、岩崎宏美、松田聖子、岩崎良美など多くのアーティストに関わってきた。

2007年6月には『タモリのジャポニカロゴス』（フジテレビ系）で『ルパン三世のテーマ（Lupin The Third）』の一節や『おしえて』、『タッチ』のコーラスを披露。2012年に放送されたラジオ番組『NISSAN あ、安部礼司』（TOKYO FM）では「スキャットおばさん」として出演、『おしえて』などを歌っている。

森口博子が感動したように今もそのパフォーマンスは健在で、投稿されたツーショットからもオーラが伝わってきそうだ。

出典：https://twitter.com/hiloko_m
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）