厚切りジェイソンが2001年9月11日に起きた“アメリカ同時多発テロ事件”についてツイッターで触れている。彼は熊本地震の被災者を心配するとともに復興についてつぶやいており、その際に学生時代の体験を思い出したものだ。
4月14日夜と16日未明、熊本を震源に発生した大地震は熊本や大分を中心に甚大な被害を及ぼし今も余震が続いている。状況を知った厚切りジェイソンは4月17日、『厚切りジェイソン(atsugirijason)ツイッター』で「出来るだけ助かって欲しいし、出来るだけ早く安心出来るようになって欲しい」と願い、「ただ復興の意味でいうと世界を止めるのは実は逆効果の場合もあるんだと思う」とツイートした。
「世界を止める」とは日常的な社会の営みを自粛することを指したものだろう。同じ日のツイートによると、彼が高校生の時に“アメリカ同時多発テロ事件”が起きた。1限目中にニューヨーク世界貿易センターの超高層ビルであるツインタワーへ飛行機が突入し、その映像がテレビで放送されると3限目まで何度も繰り返し見た。しかし、4限目の物理の先生がテレビを消して「今日は通常通りやるぞ」と言ったことで「楽になったよ」という。
“9.11”が及ぼした米国民への影響は日本にもひしひしと伝わってきたものだ。状況の違いはあれど、厚切りジェイソンは熊本地震の復興を考えた時に「通常通りやるぞ」という先生の言葉が思い浮かんだのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)