ユニークな動物たちの“楽園”を舞台にしたディズニー映画『ズートピア』のバイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督、クラーク・スペンサープロデューサーが揃って来日し、24日に都内にて記者会見と声優お披露目イベントが行われた。本作の核となる主人公ウサギのジュディ役を務めた上戸彩とチーターのクロウハウザー役のサバンナ・高橋茂雄も出席。登場するや否や上戸にハプニングが起こり、会場は笑いに包まれた。
まずは「日本が大好き」というバイロン、リッチ、クラークの3人の会見から始まり、日本に戻って来られた喜びを各々が語った。“二本足で立って言葉を話す動物”というユニークな世界観について、バイロン監督は「発想をジョン・ラセター(製作総指揮)に話した時、その案は素晴らしいと大興奮してくれて(体を)持ち上げられた。今までにないものを作って欲しいと言われ、1年以上研究し実際にアフリカ・ケニアにも行って作り上げた」と熱く述べた。
リッチ監督も「人間たちが動物のコスチュームを被った形にはしたくなかったので、しっかりリサーチして作り上げた」と自信を見せる。クラーク氏もまた「700人からなるアーティストの情熱、ハート、魂が詰め込まれた作品。全ての方に観てもらいたい」と声を大にした。
会見後、登場した上戸彩と高橋茂雄。ニンジン型のマイクを手にした上戸は、本作のヒロイン役に決まった時の気持ちについて「昨年の夏ごろにお話を頂いた。ちょうど私に新しい家族が増えた時だったので、“家族に自慢できる!”とすごくありがたい気持ちだった」と笑顔を見せた。しかし、上戸の顔が小さすぎるためにニンジンマイクで顔が隠れてしまうハプニングが起きる。マイクを下げるように司会者からお願いされる場面に上戸も笑いを隠せない。リッチ監督からはニンジンマイクの大きさに「ハングリー? お腹が空いてる?」とアメリカンジョークが飛び出した。隣にいた高橋に至っては(顔が大きいため)「大丈夫」と司会者から言われ、笑いの渦が起きた。
イベントでは“ズーラシアンブラス”による主題歌『トライ・エヴリシング』の演奏も披露され、曲に合わせて踊るノリノリの監督たちの姿が一層演奏を盛り上げていた。アメリカは公開後、『アナと雪の女王』を超えディズニー・アニメーション史上No.1の全米オープニング興行成績を達成した映画『ズートピア』は4月23日全国公開。
(TechinsightJapan編集部 斉藤智子)