エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】TOKIO城島が金の指輪を贈った女性 “DASH村”の絆に感動

TOKIOがいろいろなことに挑戦するバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』で、リーダーの城島茂が苦労の末に完成させた金の指輪をある女性にプレゼントした。彼が「指輪を贈りたかった」という相手はお母さんかと思われたが、そうではなかった。

168年前に米カリフォルニア州の川で金が発見されたことから“ゴールドラッシュの日”とされる1月24日、『ザ!鉄腕!DASH!! 地底250メートルから黄金を掘り出せ!!スペシャル』(日本テレビ系)が放送された。城島茂と松岡昌宏は鹿児島県伊佐市にある菱刈鉱山を訪れ、金鉱脈から専用の重機や発破で金鉱石を採掘する現場に立ち会う。

掘り出した金鉱脈は地上に運ばれ、ベルトコンベアーで流しながら熟練した女性たちが手作業で選別。2人も体験するが、DASH島で石を扱い慣れているので手つきが良い。特に城島は「3~4年やっているようだ」とお褒めの言葉をもらって嬉しそうだ。そうやって選別した金を含む白い石を特別な許可のもと約100kg頂くことができた。

それを山梨県の湯之奥金山博物館に持ち込んだ2人は、昔ながらの製錬技術を研究する金のエキスパート・小松美鈴さんの指導で金を取り出す。石を焼いてハンマーで砕き、石臼で粉にする。それを水の中で木の板を使いながら選抜。次に鉛と混ぜて高温の釜で熱すると柿の種のような形の金を含んだ鉛が出てくる。この時点で残ったのは600gだ。さらにそれを熱して鉛と分離させればいよいよ金が取り出せる。

松岡は「あった、あった!」と小さな粒を見つけるが、城島はなかなか見つけられず「俺が老眼だからかな?」とボヤきながら「ちっちゃ!」とようやく気づくほどだ。「成功ですよ! すごいです、金がとれて!!」と小松さんも納得の金がようやく手に出来た。100kgの金鉱石から残った金を量ると0.15gだった。

取り出した金で指輪を作りたいと望んでいた城島茂は、その金を持ってジュエリー職人のところへ。この分量では糸のような指輪になってしまうとのことで、銀のリングに0.15gの金をつけて指輪を作ることにした。そうやって完成した指輪は城島の思いとともに、スタッフにより福島市に住む三瓶孝子さんへ届けられる。

三瓶孝子さんにはDASH村の企画で漬け物づくりの名人としてお世話になった。2011年3月11日に東日本大震災が発生して、福島第一原発で事故が起きた。DASH村がある浪江町も避難区域となり、まだお元気だった三瓶明雄さんをはじめ、三瓶孝子さんたちも土地を離れて避難することに。その年の4月25日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!』では、城島が子ども夫婦宅で暮らす孝子さんを訪れた。

それからおよそ5年が過ぎ、三瓶孝子さんが今年の1月31日に79回目の誕生日を迎えるので、城島は指輪を贈ろうと頑張ったのだ。彼女はスタッフから受け取った指輪をつけて「ありがとうございます。中指ちょうどだよ」と涙を拭っていたが、この日の放送を見てさらに感激したのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)