女優・広末涼子と歌手・一青窈が6日、都内劇場で開催された映画『はなちゃんのみそ汁』全国公開直前イベントに出席した。広末は同作で共演した一青の妊娠を知らずに、お腹のふくらみを胃下垂と勘違いしていたという赤面エピソードを披露、爆笑を誘った。
がんのため33歳でこの世を去った安武千恵さんと夫・安武信吾さん、その5歳の娘・はなちゃんの日々を綴ったエッセイを映画化した『はなちゃんのみそ汁』。同作を先行公開中(1月9日全国公開)の東京・テアトル新宿で、たった今同作を観終わったばかりの観客の前に現れたのは、主役・安武千恵を務める広末涼子と、彼女の姉・松永志保を演じ、主題歌も歌う一青窈だ。
今年の抱負について広末は「この映画を出発点としてドラマなど見ていただける作品がたくさん続くにぎやかな年になりそうなので、精一杯お仕事を頑張っていきたいな」と意気込みを見せた。一方、昨年11月に第一子を出産した一青窈は「妊婦の時代に撮影期間を迎え、公開とともに出産、と非常にめでたい幕開けとなりました。この間、子どもの分のおみくじを引いたら大吉でした。子どもにとってハッピーな年になるといいな」とすっかり子ども思いの母親の顔だ。
今回の共演について、「(一青と)姉妹みたいにお友達みたいに現場でたくさんお話させていただいた」と仲の良さをうかがわせた広末は「現場で子どもたちと接することが多かったので、一青さんから子どもに関する質問を投げかけられて、(一青さんは)結婚とか出産も考えていらっしゃるんだろうな」と女のカンを働かせていたよう。それでも「初共演で初対面であんまり突っ込んじゃいけないかな」と遠慮していたらしく当時妊娠のためお腹がふくらんでいた一青について、「一青さんは細くて、ちょこっとお腹がぽっこりしていたから、胃下垂なんだなあと(思っていた)。そんなわけなかった」と会場を爆笑させ、「現場のときは知らなかったので、終わってすぐに教えていただいて。私の勘違い」と赤面。一青も「胃下垂にしてはずいぶん(お腹が)出ている」と苦笑した。
同イベントでは、一青窈が客席を歩きながら、観客とともに主題歌『満点星』を熱唱。「とにかく“生まれてくれてありがとう”と。生まれてくる奇跡を歌いました。ここにいる皆さんがものすごく親に感謝されながらここにいるんだということを実感していただければ嬉しい」と曲に込めた思いを語り、広末も「本当に胸がいっぱいになって幸せな気持ちになった」「やっぱりいい曲でした」と溢れる涙をぬぐった。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)